ホワイトニングの前に
ホワイトニングを開始する前に以下のことはできるだけ済ませておきましょう。
●虫歯の治療
虫歯があるとホワイトニング剤が虫歯の中に入り込み、痛みを起こす場合があるので、先に治療しておきましょう。
●歯の歯石取り、クリーニング
歯の表面をキレイニしておくことで、ホワイトニング剤の効果が出やすくなります。
「明眸皓歯」という言葉があります。ぱっちりとした明るい瞳「明眸」と、真っ白に輝く歯「皓歯」という意味で、中国の詩人杜甫が、絶世の美人楊貴妃のことを表現した言葉です。
このように、昔から白い歯は人々のあこがれであり、美しさの大切な要素でした。審美歯科とは、「悪くなった部分を治す」ことに加えて、様々な技法を使って「より美しく、より自然に、より健康的な口元を創り出すこと」をいいます。
日頃気になっている歯の色や形、金属の目立つ部分など、「ここが変われば思いっきり笑えるのに…。」と思っている所を改善して、本来の笑顔を取り戻しましょう。
歯の表面に付着した色素成分を落として、その人本来の歯の色を取り戻していただく方法で、具体的にはPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)というプロによる歯の表面の清掃をいいます。
着色を落とし色素の再付着を抑えるために、歯の表面を研磨しますが、歯を削る治療ではありません。
また、ステインというタバコのヤニや茶渋などを落とすもので、歯本来の色が濃い色の場合にはホワイトニングを行わなければ「白い歯」にはなりません。
PMTCを行うことにより、歯の着色が取れるだけではなく、歯の表面がツルツルになり、お口の中がスッキリリフレッシュします。汚れが付着しにくくなるため、歯周病予防にも効果があります。
ホワイトニングとは歯を削ることなく、ホワイトニング剤を使用して歯そのものの色を白くしていく方法です。
歯科医の指導のもと、ご家庭で行う「ホームホワイトニング」と歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、両方を組み合わせた「デュアルホワイトニング」があります。
基本的にホワイトニングの原理は共通で、ホワイトニング剤の中に含まれる過酸化水素(H2O2)が活性化され、歯の中の有機質中の色素を分解して無色化するものです。ですから、ホワイトニングにより歯は「白くなる」というよりも「明るくなる」というほうが正確です。
ホワイトニングを開始する前に以下のことはできるだけ済ませておきましょう。
●虫歯の治療
虫歯があるとホワイトニング剤が虫歯の中に入り込み、痛みを起こす場合があるので、先に治療しておきましょう。
●歯の歯石取り、クリーニング
歯の表面をキレイニしておくことで、ホワイトニング剤の効果が出やすくなります。
ホワイトニングで十分な効果が得られない場合(テトラサイクリン変色歯第3~4度)や、前歯の隙間を整えたい場合などに、歯の表面を少し削り(エナメル質の範囲で削るため、通常麻酔も必要としません)、型を採り、薄く貝殻状に焼いたポーセレン(セラミック)を強力な接着剤で接着させる方法を「ポーセレンラミネートベニア法」といいます。歯の削除量は0.5mm~0.7mm位です。
過去に虫歯の治療で入っている詰め物や被せ物が変色したり、金属色が目立つ場合や、新たに治療を行う場合などにセラミックを使用することで高い審美的要求に応えることが可能になります。また、被せ物で治療する場合には、歯のねじれや方向を修正することで同時に歯並びを整えることも出来る治療方法です。
セラミックの被せ物はオールセラミックとメタルボンドという2つのタイプがあります。どちらも色調の表現力が非常に高く、装着後の色調変化がないことから審美的な被せ物としては理想に近いといえます。2つの主な違いは、コーピングと呼ばれる被せ物の内面の部分を、オールセラミックはセラミックで、メタルボンドは金属(金合金)で作っているという点です。
被せ物と歯との境目は歯周ポケット内部に設定していきますが、一般的なメタルボンドの場合、歯肉の薄い患者さんにおいては、コーピングの金属が歯肉を透過して黒ずんで見える場合があります。
この場合の解決法として、カラーレスといって被せ物と歯の境目をセラミックで作ることで、金属色の影響をなくします。オールセラミックは元々金属を使っていないため、この様な心配はありません。
歯髄(神経)をとった後の歯は、歯の強度が弱くなり、このままだと歯が割れやすい状態になります。このため多くの場合「支台築造」という土台作りをしたうえで、被せ物を行います。
この支台築造は、歯を補強し、根と被せ物を繋ぐ重要な役割を担っています。当院では自費診療における支台築造の全てを「ファイバーポストレジンコア」で行っています。これは、支台築造体の本体をコンポジットレジンで作り、芯にグラスファイバーを用いたものです。
審美面でのメリットは、支台築造にコンポジットレジンという歯の色をした素材を使うことで、(金属による支台築造と比べて)内部からの金属色の透過を完全になくすことが出来る点です。
さらに、曲げ強度が弱いというコンポジットレジンの弱点を、芯にグラスファイバーを用いることで補い、完全なメタルフリー化(金属を全く使用しないこと)を可能としました。金属アレルギーの方も安心してお使いいただけます。
※料金は税抜き表示となります。
ハイブリットセラミックス | 30,000~50,000円 |
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※虫歯の範囲、歯面数によって異なります。
ハイブリットセラミックス(※) | 60,000円 |
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メタルボンドセラミックス | 95,000円 |
オールセラミックス | 120,000円 |
※ブリッジ等で内部にグラスファイバーや金属の枠組の作製が必要な場合は、プラス10,000円になります。
ファイバーポストレジンコア | 9,000~10,000円 |
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ポーセレンラミネートベニア | 85,000円 |
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ホームホワイトニング(上下別) | 25,000円 |
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※ホワイトニングシリンジ4本、カスタムトレーを含んでいます。
※2ヶ月目より管理料が毎月1,000円かかります。
※貴金属による治療料金は、歯の仕組みと虫歯の部をご覧ください。