インプラント - よしだ歯科クリニック|武蔵小山駅 徒歩9分

《今では必須のガイド手術》

当院では、10年ほど前からインプラント症例に対してコンピューターシュミレーションのうえ、ガイド手術を行っています。当時はまだ、ガイド手術は一般的なものではなく、世界的にも症例数の一割にも満たないものでしたが、当時受講したセミナーで感銘を受け、知識と技術の習得に努めてきました。今では、治療精度と安全性の向上のため、全インプラント症例に対してガイド手術を行っております。

コンピューターシミュレーション
コンピューターシミュレーション

インプラントのガイド(サージカルガイド)手術とは、インプラントを埋め込む際に 口腔内やCTスキャンのデータから得られた情報から、骨の状態、噛み合わせの状態、解剖学的な状態(神経や上顎同など)を総合して考えられたベストな位置を3Dシュミレーションソフト上で設計し、正確な位置・角度・深さ を確保するための技術で、専用のサージカルガイド(マウスピース)を作成して手術を行います。このガイドには、設計した埋入位置情報等がすべて記録されています。

サージカルガイド

インプラントのガイド(サージカルガイド)手術とは、インプラントを埋め込む際に 口腔内やCTスキャンのデータから得られた情報から、骨の状態、噛み合わせの状態、解剖学的な状態(神経や上顎同など)を総合して考えられたベストな位置を3Dシュミレーションソフト上で設計し、正確な位置・角度・深さ を確保するための技術で、専用のサージカルガイド(マウスピース)を作成して手術を行います。このガイドには、設計した埋入位置情報等がすべて記録されています。

インプラントを埋入したところに歯を作るのではなく、歯があるべきベストな場所にインプラントを埋入する技術です。もちろん、これにより人為的に神経などを傷つける等の事故を極力防いでいきます。

インプラント手術におけるサージカルガイドの要・不要に関しては、歯科医師によっては意見が分かれますが、ドリリング時の骨の硬さは場所により変化しこれによりわずかでも方向の変化が生じます。紙に円を描くときに定規を使った場合と同じようにフリーハンドで円を描記できるでしょうか?例えではありますが、これがサージカルガイドの必要性と同じです。インプラント手術においてはわずかな誤差が大きな違いを生みます。

サージカルの使用例

ガイド手術のメリットデメリット

【メリット】

  1. 治療の精度向上:上記のように、歯科医が設計した治療方針を、高い精度で実現できるようになります。
  2. 安全性の向上:神経や血管を傷つけるリスクを軽減
  3. 手術時間の短縮:事前のシミュレーションによりスムーズな施術が可能
  4. 仕上がりの精度向上:理想的な咬合や清掃性、審美性を得やすい

【デメリット】

  1. コストがかかる:フリーハンドインプラント治療より費用が高くなる
  2. 手術時の骨へのドリリング時の冷却用の注水が困難
  3. フリーハンドインプラントと比べ、奥歯への手術時の開口量が多く必要になる

※②、③については、当院にて採用しているケンテック株式会社のアルファタイトインプラントのガイドシステムは、数学的に計算設計されたドリルシステムとガイド下への安全な注水システムにより、少ない開口量での手術と骨面への必要十分な注水を確保し火傷を防止しております。

リンク→https://alpha-kentec.co.jp/products/mj_guide_system/

《治療の流れ》

①口腔内データ、CTデータの取得

②3Dシュミレーションソフトにてデータを合成し、解剖学的状態や咬合状態を総合して治療計画を立案

 →この時点でインプラント本体の埋入位置、方向、サイズ、オプション的な処置の有無等を決定します

③サージカルガイドの製作、試適

④インプラント本体埋入手術

→歯肉や骨の状態により1次手術、2次手術に分けて行う場合や、「フラップレス手術」という歯肉を扉状に開かない手術を行う場合があります。フラップレス手術は切開の部分が小さく体への負担が小さいという利点がありますが、角化歯肉というインプラントの周りを保護する大事な部分を減少、または喪失させるという大きな欠点がありますので、十分な角化歯肉がある場合を省き、適応ケースは少ない(長期的にみて、骨吸収の原因になる可能性がある)と考えます。当院では、手術時の一時的な負担軽減よりも、長期的な視点で治療法を選択します。

メインテナンス 定期的にインプラントの状態をチェックし、良好な状態を保ちます。

⑤補綴 図のように骨と結合し安定したインプラント本体にアバットメントと歯冠(クラウン)をねじで固定します。

《なぜ、当院ではアルファタイトインプラントを選択したのか?》

当院採用のケンテックが開発した「アルファタイトインプラント」についての設計コンセプトをまとめたものです。以下が主なポイントです。

  • 日本人向けのデザイン 日本人の歯肉の厚さを考慮し、骨吸収を防ぐためにプラットフォームシフティングを採用しています。
  • DM(ダブルモース)嵌合を採用し、マイクロムーブメントの低減に成功している インプラントとアバットメントの接合を強固にすることで、インプラント本体とアバットメントの境目における細菌の繁殖を防ぐことで、インプラントにおける骨の吸収を防ぎ、長期安定性を確保しています。
ダブルモース)嵌合

自己穿孔能力 

インプラント本体が骨の植立孔底部を削りながら埋入することで、確実な初期固定を実現。

デジタルガイデッドサージェリー対応 

ガイド手術のために設計されたシステムのため、少ない開口量でも対応でき、かつ安全な手術時注水が実現。




高強度純チタン素材と表面処理技術 

冷間加工を施したJIS2種フルハードチタンを使用し、強度と耐久性を向上させ、リン酸カルシウムブラスト処理を採用し、骨との親和性を高めています。

インプラントの表面性状:表面処理により、
骨との結合の親和性向上と表面積増加が図られます
※インプラントと骨の結合の様子(顕微鏡写真)

左側の黒い部分がインプラント、右側の紫色の部分が結合した骨になります。隙間なく結合している状態がわかります。

「患者様にできるだけ長く使っていただきたい」
の設計思想に基づいて作られたこのインプラントは、
当院の考えと一致しており、
ベストな選択として採用しております。