― お口の炎症が血管に与える影響をやさしく解説
― 武蔵小山のよしだ歯科クリニック
歯周病は「歯ぐきの病気」と思われがちですが、実は体の健康にも関係する可能性があることが分かってきています。
特に、**血管の病気である「動脈硬化」**との関係が注目されています。前回までは難しい表現が続いたので今回は、歯周病と動脈硬化の関係をできるだけわかりやすく解説します。

図① 動脈硬化とは?
正常な血管
┌────────────┐
│ 血液がスムーズに流れる │
└────────────┘
動脈硬化
┌────────────┐
│ 脂質や炎症で血管が狭くなる │
└────────────┘
動脈硬化とは、血管の内側に脂質や炎症性物質がたまり、血管が「硬く・狭く」なる状態です。
これが進むと、
- 心筋梗塞、狭心症
- 脳梗塞
などの原因になりやすくなります。

図② 歯周病が全身に影響するイメージ
歯ぐきの炎症
↓
細菌・炎症物質が血流へ
↓
血管へ影響
歯周病では、歯ぐきに炎症が起こり、出血することで敗れた血管から細菌や炎症物質が体の中に入ることがあります。
なぜ歯周病が動脈硬化と関係するの?
ポイントは「炎症」です。
歯周病は、体の中に慢性的な炎症を起こす病気です。
この炎症が、血管にも影響する可能性があると考えられています。
図③ 血管への影響(イメージ)
① 歯ぐきの炎症
↓
② 血管に炎症が広がる
↓
③ 血管がダメージを受ける
炎症が続くことで、血管の内側が傷つき、動脈硬化が進みやすくなります。
図④ 血管が弱る仕組み
炎症が続く
↓
血管の働きが低下
↓
血流が悪くなる
血管は本来しなやかに伸び縮みしますが、炎症によって弾力が低下すると血流が悪くなります。
図⑤ 脂質との関係
歯周病による炎症は、
- 悪玉コレステロール(LDL)
- 血管内の脂質
と結びつき、血管の中にたまりやすくなると考えられています。
図⑥ 血栓(血のかたまり)のリスク
炎症があると血液が固まりやすくなり、
血栓(血のかたまり)ができやすくなる可能性があります。
つまりどういうこと?
歯周病は、
- 炎症
- 血管のダメージ
- 血流の悪化
を通じて、動脈硬化を進行させる可能性があります。
注意:まだ研究段階です
歯周病と動脈硬化の関係は多くの研究で示唆されていますが、
- 原因と結果の関係は完全には証明されていない
- 生活習慣(喫煙・食事など)も大きく影響
とされています。
今日からできる予防ポイント
① 毎日のセルフケア
- 丁寧な歯みがき
- 歯間ブラシ・フロス
② 定期的な歯科検診
- 歯石除去
- 歯周ポケットチェック
👉 3〜4ヶ月ごとの受診がおすすめです
③ 生活習慣の見直し
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 禁煙
武蔵小山で歯周病が気になる方へ
歯周病は初期では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行することがあります。
- 歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが腫れている
- 歯が長くなった気がする
こうした症状がある場合は、早めの検査が大切です。
武蔵小山のよしだ歯科クリニックでは、歯周ポケット検査などを通じて、状態を分かりやすくご説明しています。
まとめ
歯周病と動脈硬化は、
- 炎症
- 血管機能の低下
- 血栓形成
などを通じて関係する可能性があります。
そのため、
👉 「お口の健康を守ること=全身の健康につながる可能性」
があります。
まずは、日々のケアと定期検診から始めていきましょう。
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